アメリカやカナダ、北欧でも雨が降るのは主に冬場で、それほど多雨ではありません。この水・湿気の多い日本に、北米や北欧など湿気の少ない国で生まれた住宅をそのまま持ち込むことは、建物が腐るという面で大きな問題を抱えています。

かの有名な正倉院は校倉造りで、壁面が頑丈で雨仕舞いがよく、湿気を木材が呼吸作用によって調湿してくれ、カビや腐敗菌が繁殖しない低湿度の環境に保ってくれます。このように古来から木で造られた建物は、その役目を充分に果たしていました。日本の風土を無視した住宅が増えつづけ、家に関する様々な問題が起こっている現代において、日本の風土に適した木の家が見直されてきています。


※気象庁の発表データに基づいています。
日本は雨と湿気が多い国です。日本の年間降水量は1,800mm〜2,000mmといわれていますが、世界の文化発生の地中国の中原地方やインド中央部はいずれも日本の3分の1から2分の1位です。ヨーロッパが日本の2分の1以下です。
※腐朽菌は、6月〜9月が最も繁殖しやすい季節です。